「いぎたない」の使い方は?
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「いぎたない」の使い方について
この形容詞は、主に以下のような状況で使われます。
- 眠り続けていて無頓着な様子を表現する場合。例文としては、「彼女は無防備にいぎたなく眠っていた。」や「声をかけて起こす元気もない。」などがあります。
- 寝相や寝姿が乱れていることを指す場合。例えば、「その妻はひどい吹降りに耐えながらも、蒸し暑さでいぎたなく、掻巻をかけた白い胸に暖かい息をかけてこう言った:『私の夫です。』」という例があります。
(出典:泉鏡花 『一景話題』)